寺院と戒名

生前、故人の戒名とは


2011年8月30日


先祖代々のお墓が寺の敷地内にありますが、お寺と関係なく普及会で戒名は頂けるものなのでしょうか?


お寺の敷地内にお墓があるということは、檀家さんでいらっしゃいますか?


はい、檀家です


檀家さんでいらっしゃるなら、お付き合いの関係上、了解をいただいた方がいいかと思います。
後々トラブルの原因にもなりますので


これまでもそのお寺から頂いていましたが、年々お布施の料金も上がり、まして戒名料は亡き主人よりも
高額な料金で請求がきています。
私の実家では、心ばかりのお布施でいいですとおっしゃるお寺さんなのですが、こちらは料金のことばかり言われています。
あまりにも高すぎてお支払いできるような額ではありません。
戒名はなくてもいいのでしょうか?俗名(本名)のままではダメなのでしょうか
遠方の息子にも戒名は必要ないと言っており、お付き合いもしたくはないのですが


戒名の料金はお寺によって住職によって、また地域によって様々です。
お寺にしてもその費用で修復工事や活動費用にあてられますが
「志」と言うには出来る範囲の解釈と受け止めます
確かに高すぎる戒名はいかがなものかと思います。

ただ、遠方に息子さんがいらっしゃるのでした、息子さん宅で葬儀をされたらいいかと思います。
遠方だと、わざわざご自宅の住職さんに来てもらうわけにも行きません
葬儀の際の住職さんから、戒名をいただくことになります。
葬儀を終えて自宅に戻り、納骨の際、頂いた戒名で済ませる事になります。

また、生前戒名を他で頂いたとしても、葬儀屋さんには生前にいただいておりますので
これで、お葬式をお願いしますと打ち合わせの時にお断りをいれて頂くと
生前戒名も使ってもらえます。


息子とよく相談し考えてみます。
ありがとうございました。


寺院の現状

現代における寺院の現状は、産業構造の変化で、人口は都市に集中、核家族化を生み出し、
人口の過密地域と過疎化地域と区別され、過疎地域では寺院が無住となり、さらには廃寺となってきていき、
人口過密地域では寺院というよりも、墓が足りない状態になっており、霊園ブームを引き起こしています。
故郷に菩提寺があっても、都市に関係する寺院もなく、相談できるのは葬儀社のケースがほとんどです。
寺院は二の次、三の次、葬儀社からの手配を待つ、下請け状況がおきています。
今では葬儀社と霊園業者が、すべてを仕切っている格好となり、
寺院の維持は非常に厳しい状況であるには間違いないようです。

それで「戒名」の値上げはとは、いかがなものでしょう。

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