戒名のお話・・・戒名について新聞記事やインターネットで配信されているものを見て、感じたことをまとめてみました |
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朝日新聞「天声人語」より |
2006年3月19日 |
3月19日朝日新聞朝刊「天声人語」より
戒名には、院、居士、信士などの号がつくことが多い。
その違いを「院は浄土へのグリーン席、居士は指定席、信士は自由席」と
座席料金にたとえて講釈する寺がある。
「せっかくならグリーン車で」。戒名料を奮発させようという魂胆のようだ
・・・とあり、お寺の後継者不足で深刻な不安を抱えていると書かれてありました。
記事を読んで
後継者不足で不安という事はよくわかりますが
浄土への座席に値段がつく事に不信?
ここのお寺さんは本来の「号」の意義をどう解釈されているのでしょうか?
「院や居士や信士」はお金で買うものではありません。
信仰する度合いや社会の貢献などから与えられるものです。
納めるお金の多少で戒名の「格」を決めるなんてとんどもない事です。
仏の教えを伝える方が、なんとも・・・残念でなりません。
これで「あざとい商法」と言われても仕方がないと思います。
当会では信仰心にあふれ社会に貢献された方はもちろんのこと
そうでない方にでも「院・居士・信士」の授与はしております。
納めるお金の多少で戒名の「格」を決めるようなことは決してありませんのでご安心くださいませ。
何よりも戒名を受けられる方の希望に沿った戒名が受けられます。
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余生の切符 |
2006年1月17日 |
過日、日経新聞に掲載されている記事を見て目に止まりました。
「70代悔いなき人生」
生前戒名・余生の切符とありました。
日本人の04年の平均寿命は男性78.64歳・女性85.59歳。
人生最終コーナーを迎えた70代は残りの人生や死に思いを巡らすのでしょうか?
私にとってはまだまだ先のこと、振り返るにはまだ浅いと感じつつ記事を読んでみました。
東京都練馬区72歳男性、04年がんがみつかり、死と間近かに向きあい、手術前日、病院のベッドで妻へ
「最後のラブレター」と「遺言」を記した。
高校卒業と同時に新潟から上京し、日用品メーカーに勤め同郷の妻と職場結婚し、定年まで共働き、子宝に恵まれず、
墓をどうするかが気がかり、昨年十月にお寺を決めそこで生前戒名を頂いた。
術後の経過も上々で「自分の死に一つの区切りがついて安心した。
残りの人生をどう過ごすか。ゆっくり考えたい」
とありましたが「生前戒名」を受ける事で「一つの区切り」って思うものなのですね。
いつ訪れるやも知れないゴールへ「一日一日を大切に生きたい」とあらためて思いました。
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